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【麻疹(はしか)について】 |
麻疹は子供の病気の中では命を落としかねない最も恐ろしい病気の一つです。
開発途上国では衛生や栄養状態の悪さから数千〜数万もの人が、日本でも数十人の人が毎年亡くなります。
麻疹ウイルスに感染すると、2〜3週間後に咳、鼻水、微熱の症状が始まり一旦熱が下がってから再び高い熱が出始め、ほぼ同時に赤い発疹が全身にできます。
口の中にはコブリック斑と呼ばれる白くてザラザラしたものができるので診断がつきます。
高い熱は40度以上が5〜6日続きかなり体力を消耗して、中には脱水や肺炎になる人もいます。咳も鼻水もかなり激しく、発疹もお互いに癒含しあい色も赤黒くなって、しまいには褐色の色素沈着を何ヶ月も残したりします。
また時に出血斑ができたり、血液が固まりにくくなって突然死亡したり(DICと言う)、のどの奥が異常に腫れて呼吸困難に陥り人工呼吸器に一時つながれることもあります。
肺炎の合併症も希ですが起こります。
日にちがたって熱が下がり体が楽になると丸一日こんこんと眠り続けることもあり、脳炎になったかと思われることもままあります。
ともかく恐い病気なので早めに予防接種をされるとよいでしょう。
おまけにもう一つ恐い話ですが、麻疹に一度かかれば二度とかからない(終生免疫)のですが、それからおよそ10年近くたってから脳に潜んでいた麻疹ウイルスが突然活動をはじめることがごくごく希にあります。
SSPE(亜急性硬化性汎脳炎)と言い、突然転びやすくなったり字を上手にかけなくなったりして発症し、次第に全身けいれんを起こすようになり、寝たきり状態そして意識もなくなりと言った具合に進行していきます。
なかなか有効な治療法のない中で、SSPE青空の会という患者家族会が全国規模で組織されて助け合っています。
予防接種をすれば自然感染の100分の1の発症率になるのでその意味でも予防接種をおすすめします。
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