南川げんきクリニック
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【狂犬病について】

狂犬病ウィルスにより起こる届出伝染病である。

犬・キツネ・オオカミ・コウモリなどの野生動物間に保持され、人間をはじめとする哺乳類すべてが感受性を持つ。

ウィルスを保有した獣に咬まれたりなめられたりすると、ウィルスは唾液を通じて傷口から侵入し、神経系を経て脳の中枢に達する。

急性脳脊髄炎を起こすのが一般的。

コウモリの洞窟に入っただけで発祥した例もあるので経鼻感染もありうる。日本国内では1958年移行発生をみず、犬に咬まれても局所の一般的処置で十分である。

しかしイギリス・オーストラリア・フィンランド等を除く外国での咬傷か否かを確かめることが重要である。

1970年ネパールで犬に咬傷を受けた日本人が一名帰国後死亡している。

今回36年ぶりにフィリピンで犬に咬まれた日本人2名が約3ヶ月の潜伏期間の後相次いで発症した。

日本国内は安全だが、海外旅行へ行く場合(特にインド・中国・フィリピンなど)は事前に狂犬病ワクチンを打っていくことが大切。4週間間隔で2回、さらに1〜2年後に3回目を打つと良い。

もし打たずに行ってまた咬まれた場合でもすぐにワクチンを打てば発病阻止に有効とされている。

潜伏期間は10日〜3年に及ぶが2,3ヶ月前後が多い。
全身不安感とともに咬傷部分が再び発赤腫脹し、中枢側に疼痛が起こる。発熱・頭痛・興奮・狂躁状態となり、嚥下筋ケイレンのためいわゆる恐水発作といわれる水の嚥下困難を呈し、全身の筋肉ケイレンを発作的に繰り返し、意識障害をきたして死亡する。

発症すればほぼ1週間以内に100%死亡する。

外国で疑わしき動物に咬まれたらただちにワクチンを注射し、また狂犬病免疫ヒトゲロブリン注射8日本では入手困難)を5〜6回行うと良いとされている。

今日本では空前のペットブームですが、案外ペットへの狂犬病ワクチン接種率が40%程度とのこと。国内での安全確保のためにペットへのワクチンをきちんと受けさせましょう


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