げんき便り 9月号「子育ての世代交代」

今年の夏のキーワードは、「冷夏」と「猛暑」、「ゲリラ豪雨」と「ダム貯水量不足」「日照時間不足」といったなんともアンバランスな気候を反映しています。
こんな気候では多くのこども達は夏休みを満喫できなかったのではないかと心配です。

私にとっても久々の長いお盆休みでしたが、一日だけお墓参りをしただけで、あとはいつものすみかであるリビングのソファーの上でゴロゴロと過ごしていました。
車の渋滞映像をTVで見ながら、昔はこの渋滞の中にいたのだなあと感慨無量でした。

20〜30年前には10人乗りのワゴン車やキャンピングカーを借りて、ディズニーランドやサンリオピューロランド等に泊まりがけで連れて行ったものでした。そして8月末になると、子ども達の夏休みの宿題の追い上げで親子ともども大変でした。何か作文ネタになるような体験をさせようと「新幹線」に乗って上毛高原駅前で「蛍狩り」を体験し、帰りは秩父から「蒸気機関車」に乗って熊谷まで帰ったりもしました。

これからは子ども達が孫を連れてどのような体験をして行くのか、まさに世代交代の時代に入ったなあと感じています。 あと10年はファミリードクターを勤め上げその後はどのような生活になって行くのか、ちょっぴり楽しみ、ちょっぴり不安な今日この頃です。

欧米諸国では9月からが新年度にはいるようです。日本の私達も新たな気持ちで9月を迎えることにしましょう。げんきクリニックにとっても「激動の夏」でしたが、もう少ししたら発達障害を軸に新たな診療体系ができそうな予感がします。この9月が新たな一歩につながりますようにと期待しています。

院長