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10月に入り、めっきり秋めいて、冷え込む日が増えてきました。子供達は元気に運動会を迎えることができたでしょうか?

理学療法に訪れる患者さんの動きからは、この地域がすでに農繁期に入ったことを感じさせられる今日この頃です。

さて、秋にはいると喘息の季節です。今年は、喘息患者さんの出足が、例年に比べて早いように思われ、少し気がかりです。

喘息はアレルギー体質をもった人が、風邪引きをきっかけに、夜間や朝方に咳込み発作を起こしたり「ゼーゼー」呼吸が苦しくなり、フトンの上に座り込んで眠れなくなる病気です。

予防のこつは、まず風邪をひかない事が一番大切です。
風邪をひかないためには、偏食せずバランス良い食事をとり、睡眠をたっぷり疲れをためないこと。クヨクヨ心配ごとをしないことが大切です。

鼻のアレルギーがある人も、風邪をひきやすいので、日頃からきちんと治療しておきましょう。
万が一発作がおきてしまった場合、気道が過敏状態になり、少なくとも3〜4週間は、ちょっとしたきっかけですぐぶり返しやすくなりますので、発作治療薬・予防薬を発作が一旦落ち着いて、しばらく飲み続けることが必要です。

これを専門的には「ゼロレベルにもっていく」と言います。「のど元すぎたら 熱さを忘れる」ではダメです。喘息を上手にコントロールして、快適な秋を満喫してください。