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NO.100

平成12年9月1日発行

げんき便りも回を重ねて、ついに100号を迎えました。感無量です。
開院して8年8ヶ月の間にクリニックに足を運んでくれた患者さんも、あと少しで2万人になろうとしています。

これからも地域に信頼される医療機関となるよう頑張りますので、よろしくお願い致します。
ところで最近の世の中を見て最も心を痛めるのは、青少年達の引き起こす凶悪な事件の数々の事です。近頃の日本の若者達は物質的にはとても恵まれた反面、バブル経済の影響を受け、平和ボケして、ずいぶん昔の素朴な若者像とは違ってきてしまったと思うのですが、どんなに時代がたっても変わらないこともあると思います。

自分が同じ世代だった頃を思い浮かべてみると、彼らの置かれている状況を少しは理解できるような気持ちになります。

そして昔見た「台風クラブ」という映画の事が妙になつかしく思い出されます。
あの頃は意味不明な映画だと思ったのですが、今から思えば題名の如く思春期の青年達は「台風」の真っ只中にいるということなのでしょうか。

未来の夢や希望もはっきりしなくて宙ぶらりんの状態の中、不安な気持ちでいる上に、体だけは一人前の大人になりエネルギーがあり余っている。
スポーツや勉強でそのエネルギーを昇華できる人はまだ良いのだけれど、熱中するような物を見出せない青年達はイライラして親に反抗したり、わざとおかしな行動を取って見せたり、時には自殺に憧れ、他人に乱暴したり、弱い人間や小動物をいじめたり、果ては殺人にまでエスカレートしてしまうことも。
そんな「嵐の季節」をなんとか無事やりすごして、みんないつしか熱病や悪夢から醒めて大人になっていくのだと思います。
「嵐」に出会うことは大なり小なり、誰も避けられないでしょう。

先日、保健所長と話す機会があり、「思春期の性欲の高まった、特に男性は精神病を発病しやすいし、そこまでいかないにしてもものすごいエネルギーをとんでもない方向に発散し、考えられないような凶暴な事件を引き起こしてしまいがちで、それは思春期の男性の生理的特徴ではなかろうか。」という事で意見が一致しました。

性欲の異常に高まっている思春期の男性の持て余すほどのエネルギーをどのように制御して、犯罪を抑止し、安全で有意義な方向へ家庭・学校・社会が導いてあげられるか、その対策を考える必要があると思います。

まずは家庭や学校から、親や先生が真剣にぶつかりあい、彼らから一目置かれ信頼を克ち取り、具体的な夢や目標が持てるよう指し示してあげる必要があるでしょう。
当院も心療内科・カウンセリングをとおして何らかのお手伝いをしていかなければと思っております。

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