NO.124

平成14年11月1日発行

『タバコ代値上げ一石三鳥……一箱1000円で63%が禁煙』!?

厚生省所管のある研究機構が全国20才以上の喫煙者の2420人対象のアンケート調査をしたところ、「一箱の値段が300円のタバコであれば16%の人が禁煙すると答えた」そうです。

「500円のタバコであれば42%の人が禁煙する」
「もしタバコが一箱1000円もするのであれば、63%の人が禁煙する」
との結果が出ました。

この回答を基に喫煙者人口の減少、直接喫煙による年間死亡者の減少、タバコが原因の医療費の削減、そしてタバコからの税収を試算したそうです。

「300円のタバコだと2800万人の喫煙者が470万人減り、10万人の死亡者が8万人台に減少、医療費は2000億円余り削減、税収は現在の2兆3000億円からわずかに増加」
「1000円のタバコだと喫煙者が1780万人も減り、死亡者も3万人台まで減り、医療費は8000億円以上削減でき、今の3分の1まで節約でき、税収は1兆円も増える」そうです。

昨今の老人医療費抑制策よりもタバコ値上げによる医療費削減策の方が予防医学的・健康生活上の観点からみてもはるかに有効に思えますが………。

こんなこと言って愛煙家の皆様ごめんなさいね。
でも、もちろん子供・青少年の喫煙は言語道断ですよ。