NO.134

平成15年10月1日発行

冷夏のあとは残暑でフーフーいっていましたが、いつの間にか急に涼しくなり秋真っ盛りとなってきました。
みなさんはこの気候の激しい変化について行けず体調を壊したりしませんでしたか?

ところで今年も外来小児科学会に職員ともども仙台へと行ってきました。毎年、あまり欲張らず1つ2つでいいから、何か外来診療に役立つものを吸収しようと思って参加しています。

成果の例として、私も中耳炎の診療を日頃行っていますが、耳鼻科の専門医から詳しい鼓膜の所見の変化や抗生物質の効果的な使い方を抗議してもらい大いに参考になりました。
また学習障害や注意欠陥多動性障害、高機能自閉症などの子供たちに対する診断、対応のしかた、薬物療法における注意点などとても参考になりました。

更に重度心身障害児と思っていたわが子が、10才頃になって目も見えているし、字も覚えていて、マジックペンを持たせて紙をあてがったら自分の名前を書け、筆談や作詞もしだすという奇跡的な体験をした母親の講演も聞くことができ、あらゆる病気の現状や今後の見通しについて先入観を持たず全力を尽くすことの大切さをあらためて痛感しました。
このように毎年、自分やスタッフのリフレッシュに役立てていきたいと思っています。

それから今年も元気クリニックの秋祭りに多くの方々がご協力、ご参加していただき有り難うございました。この場を借りてお礼を申し上げます。