NO.141 お人よし日本

平成16年6月1日発行

早いもので今年も5ヶ月が経ってしまいました。
もうすぐ梅雨に入り、紫陽花の花が雨露に濡れて美しく咲き誇る季節となります。
これからは食中毒にも最新の注意が必要ですし、喘息の発作も起きやすくなるので、健康にはくれぐれも気をつけて下さい。

さて、先日小泉首相が2度目の北朝鮮訪問をしましたが、拉致被害者の家族たちにとっては余りかんばしい結果にはならなかったようで、残念でなりません。

日本は歴史的に交渉事は上手ではないみたいで、良く言えばお人よし、悪く言えば、間が抜けているという事でしょうか。

今までも、アメリカをはじめとして世界中からお金を搾り取られながら、感謝もさしてされずに軽くみられているようで、日本人としては余り良い気持ちはしませんね。

でも、せめてこれからも平和を心から願い、少なくとも加害者にならないようなおっとりした生き方を、世界中の国々の中で貫き通して行ってほしいものです。世界から憎まれ、恨みを買うくらいなら、まだお人よしで軽く見られているほうがましかなと思います。

それにしても、北朝鮮はもちろんのことその他、世界中のどんな体制であるにしても、いつもひどい目に逢い翻弄されるのは、何の権力も地位も持たない一般の人々であり子供達だなと思い割り切れない思いがします。

叶うものならば拉致被害者、未帰還者達が一人でも多く、一日も早く日本の地を踏めるようになってほしいと願ってやみません。