No.166 原爆に思う

今年の夏はみなさんどうお過ごしでしたか。
私は家族そろって広島へ行ってきました。何でも原爆ドームが老朽化してきて、いずれ取り壊されると聞いたので、子どもたちのためにも思い切って今年行くことにしました。
子どもたちは事前にインターネットでいろいろ情報を集めたり、「はだしのゲン」という漫画を読んだりして、ある程度イメージをふくらませたり、折り鶴を折ったりしていました。
新幹線だと広島までたったの4時間で到着です。まさに猛暑で、原爆が投下された日もこんな暑い日だったのだろうかと思いをはせました。
広島は路面電車が縦横に走り回るとっても近代的な大都市でした。
原爆資料館を見て回るうちに、「リトルボーイ」というあんなちっぽけな核爆弾1発で10万人以上の人が一瞬のうちに亡くなったこと。その後放射能による原爆症で更に10万人以上の人が命を落としたことなど、知れば知るほど核兵器の恐ろしさを実感しました。
今の日本は中国・韓国・ロシアに領土のことや戦争責任のことで言われ放題・やられ放題。アメリカの言いなりで、お金を搾り取られ放題。北朝鮮のような国にすら、拉致問題やミサイル発射でなめられっぱなしで、日本国民としてはストレスが溜まりっ放しですよね。
「撃たれる前に敵基地を攻撃すべき」とか「日本も核兵器を持つべき」「憲法を早く改正せよ」と勇ましい発言が飛び交うのも無理からぬ事かも知れません。
でも広島へ行ってもう一度戦争や平和について冷静に考え直してみました。
今の高性能の核兵器なら日本列島なら2発で壊滅できるそうです。
アメリカ・ロシア・中国・フランス・イギリス・インド・パキスタン…そんな平凡な国と同じレベルを目指すのか?唯一の被爆国・日本にしかできない道を目指すのか?我が家の子どもたちにも一生懸命考えてもらおうと思っています。