NO.175 ツバメの巣立ち

から梅雨とも思える今年の異常な梅雨の季節ももうあと少しで終わり、やがて本格的な夏が来ますね。今年は猛暑になりそうです。
ところで最近わが家に、ほほえましくも心温まる、嬉しい出来事がありました。
始まりは5月上旬の頃。元住んでいた吹上駅近くに再び引っ越して戻ってきて一ヶ月ほど経つ頃です。
わが家の玄関の周りを、2羽の日本に渡ってきたばかりと思しきツバメがスイスイと飛び回り始めました。
そしてあれよあれよという間に、雨風を防げる一番安全と思われる壁面に泥や藁のようなものをこすりつけ始め、瞬く間に一週間ほどで立派な巣を完成しました。
とても愛らしく、つがいの夫婦が共同で巣を作り上げている様がとてもけな気に思え、名前を「オスはツバサ君、メスはツバキちゃん」と名付けて、家族みんなで応援していました。
やがて5羽の雄がかえり、大きな口を精一杯開けて大きな声で鳴き出しました。親ツバメたちは毎日朝早くから夕方まで数分おきにせっせととんぼやいろいろな虫たちをくわえて食欲旺盛な雛たちに与え続けていました。
そして人の一生・子育ての全過程を短時間で見せてくれるがごとくにあっという間に全員が立派になって巣立っていきました。
全てを見ることのできたわが家の子どもたちもきっと自分たちの巣立ち・親離れを予感してくれたものと思います。
ところで元来ツバメは害虫を採って食べてくれるとても縁起の良い益鳥として知られています。
このような出来事があり、幸せな気持ちを与えてくれたツバメたちに感謝しつつ、これから新たな気持ちで医療に前向きに取り組んでいこうと思っております。
さてそこで今後のげんきクリニックですが、秋から再度「日曜診療」に取り組むことに致しました。
そしてこの地域に住んでいられる方々に少しでも生活の安心を医療面でお届けできて、地域になくてはならない頼られる医療機関でありたいと思っております。
これからもよろしくお願いいたします。