No.197 危険がいっぱい

平成21年7月1日
No.197
「危険がいっぱい」
今年でツバメの飛来が3年目となりました。
我が家の玄関の奥まったところに3年前に「ツバキちゃんとツバサ君」夫婦がせっせと第一号の巣を作り、昨年はもう一つ別の夫婦が巣を作り合計二つになりました。
今年のツガイは初代夫婦とは様子から見ても大きさも違うようですが、二つの巣をうまく使って、一つは子育て用、もう一つは夫婦の休息用に別荘のように使っていました。
メスが何日も巣でジッとし始めたので「卵を温めているのかな」と見守っているうちに「チッチッチ」と泣き声が聞こえだし、めでたく今年も5羽の子ツバメちゃんが誕生しました。
ツバメの世界では少子化の心配はどうやら無用のようです。
我が家の5番目の息子も「よかった。僕が生まれることができた」と自分の身に置き換えて喜んでいました。
毎年はるか海を越えてやって来ては5羽ずつ雛を生み育て、一人前にして巣立たせることをごく当たり前のようにやり遂げているツバメの夫婦には頭が下がります。
でも昨年は垂直な壁をどうしたものか、大きなヘビが這い上がり雛を直撃。
騒がしいので気がつき、長い棒で退治しましたが、時既に遅く一羽の雛がかみ殺されてしまいました。
風雨には強いし、カラスにも見つからず安全な巣とばかり思って安心していましたが、やはり自然界は危険がいっぱいでした。
人間の社会でも私たちの想像を超えた凶悪な事件・犯罪が毎日のように繰り返されていますね。
立場の弱い子供やお年寄りの身の安全を是非ともみんなで守っていきたいものです。子育て支援策もしっかりとしたものを政治にはお願いしたいです。