No.198 あつい夏

平成21年8月1日
No.198
「あつい夏」
今年の夏はあつい夏になりそうですね。
と言っても本当の気候の「暑さ」の事ではありません。ドタバタ劇の末にようやく衆議院が解散されて、選挙で国民の意思が問われることになったから「熱い」と言っているのです。
小泉改革が叫ばれ郵政民営化が問われた選挙の時、私はその当時の「げんき便り156号」で「選挙の後に待つもの」と称して「郵政民営化は田舎の郵便局の廃止につながり、郵便局の340兆円という巨額のお金がアメリカのハゲタカファンドに狙われ、いずれアメリカの体制維持のための戦争資金に使われるようにならないか危惧し」反対を表明しました。
そして「今回は重大な選択を迫られた選挙として後世で位置づけられるかもしれません」と書いたのですが、あれから4年、小泉改革・新自由主義の負の遺産が現実のものとなり、リーマンショックと重なり国民の間での格差は拡大。多くの派遣労働者の失業につながり、不満を募らせた人が理由のよく分からない無差別テロのような事件を次々と起こすようになり、世の中が荒れてきている感じがしてなりません。
今回の選挙では少しでも今の弱肉強食過ぎる体制を緩和し、自由主義・資本主義の社会とはいえ、困ったときは国民がお互いに助け合えるような社会福祉政策を取り入れ「和をもっと尊しとなす」という日本人特有の美徳を発揮してもらいたいものです。
そんな政策を実行してくれるようこれから政権を担う側にはお願いしたいです。年金・医療・子育て支援も投票の重大な判断材料としつつ、ミスター年金と言われている方にも官僚たちと対峙して存分に働いて欲しいと思います。
8月30日にはみなさん、ぜひ投票に行きましょう。今こそ民意を示すときです。