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NO.34

平成6年11月1日発行

「情けは人のためならず」という諺がありますが、その解釈も時代によって違ってくるようです。
今の若い人たちは個人主義や合理主義の影響を受けているせいか、「安易に同情して手助けをすると、かえって甘えてしまいその人のためにならないので、ほおっておいたほうが良い」と解釈する人が多いそうです。

昔ながらの本当の解釈は、「他の人のために身を捨てて尽くすことは、いつか自分の身に返ってくるもので、結局自分のためにしていることにつうじるのだ。」というものです。
「我を捨て、欲を捨て、無心に打ち込めば、良い結果は後から自然についてくる」とも古くからよくいわれてきました。

逆に決して損をしないようにとばかり考えて行動していると、次第に狭い世界に入り込んでしまい、そして結局は得しないばかりか、何の感動も喜びも得られないことになってしまうことでしょう。
そのことは、ボランティアの世界にてらして考えてみればよく分かることでしょう。仕事をするときでも、いちいち損得を考えながらやっているようでは、本当のプロの仕事はできないでしょうし、自分自身も楽しくないはずです。

それでは「ひとのため」ではなく「自分のために」何を、どうしたいのか?
それを見定めることはとても難しく、今はやりの言葉で言えば「天命」を知るということ、夢とか生きがいを見出すということだと思います。

当クリニックにてらしてみると、患者さんのためと思って精神科デイケア・心理カウンセリング・訪問看護・障害児のリハビリ・げんきサロン・子育てサロン等いろいろ取り組んできていますが、一体げんきクリニックでは何を目指してあれやこれや頑張っているのか、みなさんにはっきりとは打ち出せていません。

ただ患者さんにどうしたら喜んでもらえるか、どうしたら患者さんときさくにつきあっていけるかをベースに、いろいろと試行錯誤しながらつき進んでいこうと思っているだけです。
そのうちに、げんきクリニックの目指すもの・大切に考えているものを職員一同・ボランティアの方々と一緒に作りだして、形にしていけたらと思っています。
おたがいに情けをいっぱい外へ向けられる生き方をしていけたらいいですね。

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