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NO.59

平成8年12月1日発行

最近テレビの番組が次第に同じようなものばかりになりつまらなく思えてなりませんが、その中で「動物もの」は心温まり根強い人気を博しているように思います。

ところで、つい最近のテレビの犬の出る番組で考えさせられることがありました。訓練次第では立派な盲導犬にもなれる素質を持った犬が、ある家で家族同然にして飼われていたのが、あまりの溺愛のためかそのワンちゃん、「自分を人間様とでも勘違いしたのか」、はたまた「我が家で一番偉い王子様とでも勘違いしたのか」人間様の言うことは一切無頓着で、やたらと手を噛むわ、散歩に連れ出してもただじゃれついて、しかも勝手な方へ行こうとするわの傍若無人の振る舞い。

「バカ犬」と少し愛情を込めた呼び方をしながらも、家族の人間様は次第にその犬の行動に嫌気がさし、困り果て、ついに犬の訓練所へ涙ながらに数週間預けて、調教のやり直しをお願いするはめになる。
果たして、その数週間後、そのワンちゃん見事その眠れる素質を開花させて、立派に再デビューを飾ることになる。

その時、調教師さんが「いくら可愛がっても、きちんと主従のけじめはつけなさい。犬は数週間の調教で矯正できるけど、飼い主の人間の方はその癖を直すのに数ヶ月以上はかかる」とおっしゃったことが心に重く残りました。

犬と人間と一緒にしないでくれと思われるかもしれませんが、動物の習性をよく観察すると、我々人間も所詮動物の一種であり、集団生活を作ってその中で生きているのだから、大いに参考になることが多いものと思われます。

今問題になっている学校や職場でのいじめや不登校、家庭内暴力、親離れができない等も、もっと動物の習性の研究を人間のしつけや教育に役立ててみてはどうだろうかと思った次第で、いつかいろんな動物の飼育に精通している方でも招いて、いろいろとじっくり聞く講演会でも持ちたいものだと思っています。どなたか良い人をご存知なら教えて下さい。

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