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NO.70

平成9年12月1日発行

「背広・ネクタイ 着て仕事する程 悪(わる)じゃなし」(川柳)

今から50年以上前に、慶應大学の小児科教室で教授が医局員達にネクタイを締めて診察するよう命じて、医局員達の猛反対にあって撤回したことがあったそうです。
そして10年程前にも、東京大学の小児科教室で、新任の教授がやはり医局員達にネクタイを締めるように強要し、失笑を買い、撤回を余儀なくされたことがありました。

要するに「服装をキチンとして患者さん達から軽くみられることなく、信頼と尊敬を勝ち取って仕事をしなさい」という事なんだろうと思いますが、それを姿や形・見ばえでごまかそうとしたのが良くなかったのです。
だいたい子供達の前で小児科医がネクタイを締めながら、気取ってどんな仕事をしろというのでしょう。

そして今、銀行も証券会社も大手ゼネコンも総会屋も、紳士然として皆恰幅のよさそうな信頼に値するような服装をしながら、詐欺師のように様々な「不正・悪事」を行ってきた事が分かってきてしまいました。
「所詮この世は資本主義社会なので、お金を儲けるためにキツネとたぬきの化かし合いなのだ」と言い切ってしまえばそれまでなのですが…。

ともかく真面目に働く者としては何も粉飾せずに、中身・実質で勝負して仕事をし、それを正当に評価されて、喜んでもらえればなによりですし、また消費者サイドとしては、見掛け倒しや詐欺のたぐいを見抜く賢さを是非とも身に付けて防衛したいものです。

それにしても最近の金融業を中心とした大企業のでたらめさ加減といったらひどすぎますね。
それもこれもバブル景気に浮かれ、堅実に生きる魂を見失った成れの果てなのでしょうか。
今のお年寄りの世代が、戦後の焼け野原から一から出直したように、我々の世代もこれから起こるであろう未曾有の大不況という焼け野原、そして精神の荒廃という焼け野原から今一度一から出直さなければいけないように思います。

お互い地道に、おいしそうな話に惑わされる事なく、真面目に歩んで行くことにしましょう。
来年はもっと厳しい年になりそうな予感がしますが、がんばりましょう。
そして A HAPPY NEW YEAR !

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