NO.81

平成10年12月1日発行

早いものでもう師走となり、このまま走るように時が流れて行き、あっという間もなく新しい年を迎えることになりそうです。

思い返してみるとこの一年間、世の中あまり明るい出来事が少なかったように思われます。
不況はまだまだひどくなりそうだし、砒素事件をはじめとしてぶっそうで心が寒くなるような事件が続いて起きています。

たとえば、70才を超えても宇宙飛行士としてがんばっていたグレンさんや元気いっぱいの女性宇宙飛行士向井千秋さんのことなど。

最近よくみるテレビ番組としては、お父さんが家族全員の期待と応援のもと300万円の景品の掛かった難しい課題に挑戦する「幸せ家族計画」がおすすめ。
お父さんのがんばる姿を通じて家族が一つになる、父権復活?願望の番組。

もう一つはお客の入らないお店を大改装し、妻の協力のもと頭の古い頑固おやじがプライドを捨てて、修行し直しみごとに復活をとげる「愛の貧乏脱出大作戦」。
たった1週間足らずで修行し直せるはずはないのだが、テレビの宣伝の威力と「初心・原点に帰る大切さ」を教えてくれてなにやら嬉しくなる。

ところで「日本笑い学会」というのをご存知ですか。
普段苦虫をつぶしたような顔をして生活していると、ちょっとやそっとでは笑えなくなるそうで、これは一種の生活習慣病と言えそう。

笑うときの内臓の状態は歌う時に似ていて、免疫力を高め、酸素を活発に摂取して病気の予防や体の若返りに役立つことが分かっています。

「笑う門には福来たる」です。
新しい年、1999年はぜひ「父親の復権」と「初心に帰る大切さ」と、では良いお年をお迎えください。