NO.82

平成11年2月1日発行

今年はお正月料理を作る煩わしさを無くしてあげようと、年末年始には親孝行のつもりで、両方の両親と共に熱海と箱根へ行ってきました。

伊豆の海から昇る初日の日の出も拝めたし、箱根駅伝のゴールと下山途中の力走ぶりを生で初めて見ることができて一同皆満足したようでした。

それにしても2ヶ所の旅館に泊まったのですが、偶然にもとっても好対照で、日ごろの自分のクリニックを思い浮かべながらいろいろと考えさせられました。

まず最初の旅館はとても接客接遇は行き届いており、好印象を受けました。予定よりちょっとでも迷った仕草・表情をみせると「どうかなさいました?」とすぐに聞きにきました。
館内はどこも清潔で温かく、お風呂も家族風呂を用意してくれました。
ただせっかくのロビースタッフや仲居さん達が頑張って良い仕事をしていたのに、ロビーの喫茶スタッフ達が仲間同士でお客そっちのけでペチャクチャ雑談して、自分たちで勝手にコーヒーを入れて飲みながら仕事をしている姿をみて、全職員がすばらしいのではないのが分かってちょっぴり残念でした。

もう一つの旅館は値段だけはお正月料金で最初の旅館並に高かったのですが、建物が老朽化していてパンフレットと大違い。
玄関ロビーはとても寒いし、フロアにいる支配人らしき男性はいつも不機嫌そうにタバコをスパスパ吸い続けていて煙たくてとてもそこではくつろぐ気分になれそうもなし。
お風呂は一応岩の露天風呂だったが、お湯があふれるように循環していないので、垢がプカプカ浮いていて入るのがなんとなく気持ち悪いくらい。
なんだか、「建物が壊れて使えなくなるまでの間だけでも細々と宿をやっていればよい」とでも考えているみたいでふんまんやるかたなしでした。
箱根の景色と駅伝になんとかすくわれた感じでした。

帰りの車中運転しながら、「果たしてげんきクリニックは患者さん達にはどのように写っているのだろうか?今後スタッフみんなとどのような話合いや研修をしていけばいいのか?」と考えながら帰ってきました。

今年もいろいろと試行錯誤しながら努力していくつもりでおりますが、是非皆様の声をお聞かせ下さい。(玄関を入って右手、公衆電話の隣に「ご意見箱」が用意してあります。)