NO.93

平成12年2月1日発行

西暦2000年がいよいよスタートしました。
今年は「辰年」ですね。

十二支の中では唯一実在せず、神話を具えているという「竜」の登場です。
中国では「鳳凰(ほうおう)」や「麒麟(きりん)」とともにとても縁起の良い三大霊獣の筆頭に挙げられています。

伝説では海に千年、山に千年棲んだ蛇が神通力を獲得して竜になるとも言われているし、また「登竜門」という言葉があるように、中国の黄河上流には「竜門」と言う難所があって、大魚さえ遡(さかのぼ)ることのできない急流なのですが、この難関を超えることのできた鯉(こい)は竜になって天に登るとも言われているのだそうです。

十二支の「辰」は季節でいえば「春」。
大地の陽気がまさに活発に動き始める「時」にあたり、それ故に何事に於いても、新たに物事をはじめるには一番良い年にあたるそうです。

そういえば、当院では今年から「精神科デイケア」を発展させて、「グループホーム」を建設・スタートさせようとしている年ですし、社会福祉法人の資格を獲得して「障害者自立生活支援センター」や「擁護寮」の建設に第一歩を踏み出す年でもあります。

この新たな縁起の良い年のスタートにあたり、院長はじめ職員一同が心から生まれ変わったつもりで、皆様に頼られ・喜ばれる医療と福祉を実現していけたらと思っております。

昨年投書でご批判をいただいた数々の至らなかった点も思い起こし、どこまで本気で生まれ変われるか、変えて行くことができるか試される年でもあろうと思います。
今年のげんきクリニックの変化にご注目下さい。