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育児の話【あなたは友達みたいな親?】

マスコミの記事を見聞きしていて、以前から気になっていたことがあります。
「どんな親になりたいと思いますか?」「どんな家庭を作りたいと思いますか?」という質問に対して「はい。子供と友達のような関係の親になりたいです。」とか「親子が友達のような雰囲気の家庭を作りたいと思います。」と答える親達がどうも随分増えてきたように思います。
一見よさそうに思えますが、私にはとても問題があるように思えてなりません。
知り合いのDrから聞くところによると、予防接種にやってきていざ注射を打とうとするとき、泣け叫ぶ子供の様子に耐え切れず、打たずに連れ帰る親が増えてきているとのこと。
そういえば当院でも点滴をしようとして1〜2回失敗すると、泣き叫ぶ子供が可哀相でたまらなくなるのか、「やめて下さい。このまま帰ります。」という親がたまにいらっしゃいます。
もちろんこちらもなるべく恐怖心を与えず、なるべく注射は1回で決めなければプロとしての仕事が問われてしまうとは思うのですが、体調が悪く、脱水気味で血管がしぼんでいる状態のわるい子供の注射は至難の技と言えます。
一時的にはつらいかもしれないけれど、ここで我慢をするよう言い聞かせられるような親であってほしいものです。
友達のような関係の親だとすると、嫌われたくないでしょうし、友達が嫌がることを本当は友達のためになると思って一生懸命説得したり、強制する筋合いはないのが当たり前ですよね。
むかし会津藩の藩の学校のモットーは「ならぬものはならぬのじゃ。」と徹底して教えていたと聞きました。
そう、どんなにわがままや無理を言おうが、「だめなものはだめ。」、「我慢しなければならないことはどんなに嫌な事でも我慢しなさい。」と言い切れるためには友達のような関係をはるかに超えた、深い愛情と責任ある「父性」とか「母性」が必要だと思います。
さてあなたはどんな親になりたいですか?

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