花粉症、アレルギー性鼻炎について

スギ花粉症の話
スギ花粉症は、戦前はほとんど見られなかった稀な病気でしたが、現在では日本人の10%以上の人が悩まされていると言われています。
原因は、空気中を飛散するスギの花粉に対して敏感な体質の人が、アレルギー反応を起こした結果1gE抗体を作り、様々な反応が引き起こされ、鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどの症状が起こるのです。
一度スギ花粉に対する抗体ができると、症状の強弱は多少ありますが、毎年のように2月から4月にかけて症状が起こります。
ですから飛散時期には、できるだけスギ花粉に触れないようにすることが重要となります。晴天で風の強い日は、スギ花粉の飛散量が増えるので、フトンを干したり外出するのは、できるだけ避けた方がよいでしょう。出かける場合も、マスクやメガネなどで鼻や目をしっかり守って下さい。外出から帰ったら、玄関に入る前に髪や上着をよく叩き、スギ花粉を落としましょう。又、普段よりこまめに掃除をし、花粉が室内にたまらないようにしましょう。
スギ花粉症は毎年2月中旬頃から始まりますが、今年は暖冬なのでもっと早くから症状が起こるかもしれません。
早めに予防薬(抗アレルギー薬)を飲まれると軽く済むかもしれません。もし症状が始まってしまったら、抗ヒスタミン薬の内服やステロイド薬の点眼・点鼻薬を処方してもらうと良いでしょう。
さあ!あと少しで暖かな春ですね。