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げんき便り2016年6月号 埼玉県知事が来院

先月5月2日に思いがけなく上田埼玉県知事がげんきクリニックへ表敬訪問に来てくださいました。秘書さん曰く「知事自らが足を運ぶのはめったに無い事」だそうでびっくりです。何故わざわざ来てくださったのか尋ねたところ「男気を感じたから」と仰っていました。

埼玉県北部は南部と違い、医療や福祉の体制が非常に手薄で、子供も大人の患者さんも容易に入院を受け入れてもらえぬ事が多く、日頃から困っていました。

それもあって「日曜・祝日・年中無休の診療で毎日小刻みに点滴をして診ていけば、入院せず外来で何とかやっていけるはず」と思い、ここ7,8年間無休で頑張ってやってきた訳です。

今回期せずして知事さんがお見えになり実情を詳しく聞いて下さり、さっそく「2回以上入院を拒否された場合は必ず地域のある総合病院が入院を受け入れなければならない」という予算措置をとって下さいました。その「即決断行の姿勢」には頭が下がる思いです。

実は昨年中年の男性がとても重篤な状態で当院を受診されましたが、7か所もの北埼玉の大きな病院に様々な理由で入院を断られ続けました。(この方は先程の「必ず受け入れなければならない病院」に見放されて当院に駆け込んだのでした。何という皮肉でしょう。)

その間受け入れ先が決まる迄他の外来患者さんを診療しつつ3時間もかかり、救急隊の人達は一旦消防署に戻って頂き、病院が決まってから再出動をお願いした事がありました。

結局は南埼玉にある「さいたま赤十字病院」が受け入れてくれたのですが、その後間もなく行田地域選出の国会議員さんが偶然当院にご挨拶に来られた際「大宮駅前で行田の名前の入った救急車を見かけた」と仰ったので、「その救急車はウチの患者さんで、北埼玉地域の病院にことごとく拒否されてようやく大宮で受け入れて貰ったのです」とお話をしました。

それでその国会議員さんが埼玉県庁へ行って下さり、北埼玉と南埼玉との様々な問題や格差について「私が作成した資料」を基にお話をして下さったのが今回の知事さんの来院のきっかけとなったようです。

後日その患者さんをお見舞いに行ったところ、「周りの病室の患者さんもみんな北埼玉在住の人ばかりだよ!」との話には改めて驚き、やっぱりそんな現状なのだと納得しました。

上田知事さんからはげんきクリニックへ「年中無休の診療のねぎらいと激励の言葉」を頂戴しました。他にも発達障害関連で県が取り組んでほしい事(5歳児検診等)、当院が行っている日曜祝日・年中無休の診療体制の市・医師会への一層の理解促進・精神科患者さんへの北埼玉の就労支援センターの設地、埼玉北部での小児病院の新設と24時間受け入れ可能な体制作り等をお願いしました。もちろんお願いするだけでなく私自身これからもあらゆる協力を惜しまないとお伝えしました。

午後の外来患者さんが途切れた25分程の会談でしたが、「この地に開業して25年間頑張ってきて本当に良かった。見ている人はちゃんと見てくれている」としみじみ思いました。あとはその日話し合われた事柄が今後どのように実現されて行くのかを見届けながら、これからも気力・体力の続く限り日々の診療を頑張っていこうと改めて思いました。

院長

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