げんき便り 2014年12月号 選挙と自由

12月になって急に衆議院選挙が行われることになりました。

実に700億円もの多額の税金がまたもや投入される訳ですが、それならいっそのこと子育て支援や大震災の復興支援に少しでも回せばいいのになあと思ってしまいます。

一票の格差は広がったままの違憲状態ですし、国会議員定数の削減の約束もそのままです。円安で外国からの輸入・原材料はかなり値上がりしている中、消費税も上がりましたし物価は上がるけれど給料はさほど上がらない状況の中で、日本の将来が不安でいっぱいの解散ですね。

今の日本で恩恵を受けているのはほんの一部の輸出の大企業や大株主だけで、国内の中小企業をはじめとする大部分の国民は苦しい事ばかりが続いているように感じてしまいます。

しかしここは余り贅沢をしないでつつましく生活をして、ともかく急場を凌いでいくしか仕方がないように思います。(こんな時に明治維新の時のように日本を良い方向に導いてくれる立派で信頼のおける人物が現れてくれたらと思わず願ってしまいます。)

ただ世界を見渡すと独裁政権下で何十年も選挙もなく、飢えや貧困にあえぎ理不尽な人権侵害が平気で行われている国々が何と多い事でしょう。

それを考えると、民意を選挙という形で問うことができる日本という国は世界の中ではかなりましな方なのかもしれません。

選挙を行える「自由と幸せ(?)」を感じながら少しでもベターな選択をして今回も私は投票にまた行く事にしました。

私は20歳で選挙権を得てから45年間、律義にも今まで一度も棄権をしたことがありません。(あまりえばれるような事でもありませんが…根が単純なのですかね)

なんだかあわただしい師走になりそうですが、インフルエンザに罹らないよう健康に気をつけて、皆様よい年をお迎えください。

げんきクリニックは今年も来年も年中無休で頑張って診察していきますので宜しく!