げんき便り 2013年10月号 外来小児科学会へ行ってきました

8月末に台風襲来にもめげず、福岡県博多の外来小児科学会へ行ってきました。

毎年1つぐらいは日常の診療に役立つ何か収穫が欲しいと考えて行くのですが、今年は興味深いワークショップがあったので参加してきました。

司馬遼太郎の「坂の上の雲」をもじって「坂の上を上りきったら何が見えるか」といったような主旨で、要するに医者生活を長年やり切り、引退間近の開業医たちが何を思うのかと、これからの老後の夢を語り合う分科会です。

自分も何か参考になる話を聞けたらラッキーと思って軽い気持ちで参加したのですが、なかなか凄かったです。10数名の医師たちそれぞれの波乱万丈の生き様を聞かされ、みなさんとてもまじめで実直に生きて来られたのが良-く分かり、感動のあまり涙ぐんでしまいました。

この感動を糧に私も今まで以上にまじめに精進していこうと改めて思いました。

家に帰って妻にそのことを言うと「あなたも今まで充分まじめに生きているわよ!」と言ってくれて、こんな風に自分のことを思ってくれている妻にも恵まれ、自分の人生は間違っていなかったとホンワカとした気持ちになれた学会でした。

本当にみなさん自分の生き方に前向きですね。日本人って凄い。

来年は仙台で学会だ。また行くぞって思っています。

院長