げんき便り 2014年6月号 父の日を迎え

そろそろ6月15日「父の日」が近づいてきました。圧倒的に盛り上がる「母の日」と比べると、父の日はだいぶ分が悪いように思いますが、ここ数年は随分と知名度が上がってきた感じがします。母の日といえばプレゼントは「カーネーション」が定番ですが、父の日はさしずめ、「ネクタイ」でしょうか?

そういえば私は職業柄滅多にネクタイを締めたことがなかったので、ほんの数本しか持っていません。それもかなり色あせて、みな擦り切れているように思えます。

今年は私の方から「プレゼントはネクタイが欲しい!」と子どもたちにリクエストしてみようと思います。

そういえば今年1月から行田のロータリークラブにお誘い頂いて入会したので、めっきりネクタイを締める機会が増えました。みなさんも100%ネクタイを締めています。

そこで何十年ぶりに夏物の背広も新調しようかと思っているところです。

子どもたちからはメッセージカードを貰って、愛用の通勤カバンの中にここ数年分が納まっています。いずれいつの日か振り返れば、良き記念品になる事でしょう。

私が父親として一番心掛けていることは、まず「子どもたちの存在を一人の人間として尊重して、認めてあげる事」でしょうか。

親からその存在を認めてもらえず、尊敬されたり・したりする関係がない事ほど子ども達にとって悲しく・寂しい事はないと思っています。あと「溺愛」するのではなく、本当の意味で「可愛がる」、「愛しい」と思ってあげる事でしょうか。

外来で若いお父さん方が幼い娘を前にデレデレする気持ちも分かりますし、孫を前におじいちゃん・おばあちゃんが孫の言いなりになって、舐めまわすように可愛がるのも分かります。しかしやがて「立派な大人」へと成長するためには「厳しさ」も必要です。

「良い事は良い、悪い事は悪い、ならぬものはならぬ」ではありませんか?
時に我慢する事も教えなければなりません。「忍耐力・我慢」が人の心を強く育てるのです。もしも娘の結婚式で「今迄育ててくれてありがとう!」と言われたら泣いちゃうだろうか?
いや私は絶対にその程度の事では泣きません!

もしも孫が生まれたらベタベタして甘やかし、叱ることなく何でもいうことを聞いてあげてしまうのだろうか?
いや私は絶対に孫を甘やかしたり致しません!

悪い子だったらお尻の一発や二発、平気でペンペン叩いてやるような怖いおじいちゃんになります。

誰ですか?ニヤニヤ笑って読んでいる人は。「現実になれば分かるものですか!」ですって?そうですね。あくまで理想なのかもしれません。

院長