げんき便り4月

今年も早いものでもう4月になりました。

例年ならば桜の開花は3月の末から4月の上旬ですが、近年では年々早くなってきたように感じます。

私が幼い頃は桜と言えば4月上旬の新入学の頃で、小学校の校庭の周りにびっしりと桜の花が咲き誇っていたのを思い出します。
その頃と比べてかなり地球温暖化のせいなのか季節が早まっているように感じます。
世界中の中で春夏秋冬と繊細な四季の変化がある国というのは日本だけではないかと思われます。
その為か自然や季節だけではなくその「心情」もとても細やかな性格の国民性だと思います。
そのような国の現代に生まれた事を有難く、誇らしく思います。

その昔大正時代に日本を訪れたノーベル賞を受賞したアインシュタイン博士が日本を訪れた時に、東京だけでなく日本全国を巡りどの地に行っても大歓迎を受け、かつその国民性と知的水準の高さに気付き、驚き「天皇を戴き数千年の歴史を持つこの国、国民がいずれ世界を救い導いてくれるようになるであろう」といった言葉を残したと言われています。
今にして思えばそれがいつか?と言えば、私は個人的には「今でしょ!」と感じます。

10歳の頃、空を見上げて「これから自分は一体何をして生きていかねばならないのか」と考えた事をつい最近の事のように思い出します。随分真面目だったんですね。
地形的にも、歴史的にも国民性でも素晴らしい国であり、国民だと思います。

これからの世界を引っ張っていくのはアメリカでもなく、中国でもなく日本こそがそれを実現できる国であり国民であるとアインシュタイン同様私もそう思っています。
ではどうしたら良いのか考えてみました。

「大乗利他」という仏教の言葉があるように、利己主義ではなく常に他人の事を思いやる気持ちが大切だと思っています。
世の中には文化・文明が進歩すると人間は次第に個人主義・利己主義的になるものだという考えがありますが、なぜか私は精一杯理性を働かせて常に他人の事をいの一番に考えられる人間でありたいと思って生きてきました。

誰に教わった訳でもなく自然とそのように考えるようになりました。

このような考えは人間の人間である知恵や本能なのかも知れませんが、自然と両親から学んだ事かもしれません。生きている間に親にこの事を伝え感謝の言葉を伝えておけば良かったなと今つくづく思います。
                       院長