げんき便り6月号

 いよいよ6月になりますが、そろそろ梅雨の季節に入りますね。

学生の頃は最寄りの駅まで自転車で通わなければならず、雨降りの日はとても大変で嫌だった事を思い出します。
片手ハンドルで傘をさしながら運転したり、本格的にビニールの雨合羽を上下に着込んで駅で脱いで畳んで持ち歩いたりしていました。

大人になり車に乗るようになると、さすがに雨の日も余り苦になら無くなりましたが、今は
車の運転もしなくなり少々不便になりました。

免許返上の時は悩みましたが、高齢者の運転事故のニュースを見るにつけ、やはり事故を起こして周りの人達に迷惑をかけてはいけないと思い免許を手放す決断をしました。
運転歴は実に52年にもなりました。

19歳の頃は原動機付きバイクで日本国中、寝袋を後ろの荷台にのせて湖畔やお城の公園に素泊まりで寝たりしていました。
寝袋で寝ると顔を蚊に刺されて痒くてたまらないので濡れタオルで顔を覆い鼻の穴だけで呼吸をして寝たのを覚えています。

たまにはお金を奮発して旅館に泊まり、お風呂や食事を出して戴きフトンで寝られるのがとても嬉しかったのを懐かしく思い出します。
走行中にスピード違反で注意を受けたこともあります。

父には「このような処罰を受けて恥ずべき事だ」とカンカンに叱られました。
近所の元校長の 保護観察士の家に通うように指示されましたが、その方がとても優しい方で初回に伺った時に「交通安全講習を受けてみませんか?」と言われ素直に受けたところ直ぐに処分を解除してくれました。

後の人生においてとても参考になりました。保護観察処分ってこのようにこのような人達に下される制度だったんだと・・・
でも今の世の中このような処分を単にペーパー1枚下されるだけで本当に性悪な人間が生まれ変われるのだろうか?と自分の事は棚に上げて思います。

もっときめ細かく慎重・丁寧に日頃の行動に眼を配り常に監視して再発予防する体制を作るべきだと思います。
私はと言えばそれ以来一切バイクには乗らない様心に決めています。
                          院長