NO.126

平成15年2月1日発行

皆様あけましておめでとうございます。紙面を借りて、遅ればせながら新年のご挨拶をお送りいたします。

羊が干支の年は世界的な戦争が起こるジンクスがあるそうで、なにやらイラク状勢があやしく感ぜられます。

北朝鮮も体制崩壊の危機が噂されている中、いつ危険な暴走をしかねないとも限らず、拉致家族問題の解決も時間がかかりそうですね。

ところで今年のげんきクリニックの抱負は「この地域になくてはならない医療機関とみなさんに言ってもらえるようになること」です。

今でもこの地域に医療面で何か貢献できることを意識してやってきましたが、行政や医師会の反応・対応にはがっかりさせられることばかりの連続でした。

今年はそんな壁をつき破る気持ちで邁進・努力していく所存です。

まずなんといっても小児科を中心に赤ちゃんからお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんまで責任をもって診る「ホームドクター」になる。

不登校や心を病んで困っている人を対象にしたカウンセリング。

精神障害者の心の拠り所となるデイケア・ナイトケアやグループホームの充実。

子育てで苦労されている親御さん達の心強い味方となる「病児保健所」の利用者拡大。将来的には子育て支援センターの設立。

休日や夜間に安心してこの地域で暮らしていけるよう、休日診療の存続のため行政側の理解を得ること、さらには平日小児夜間救急体制作りへの医師会・行政への働きかけ。

いろいろこれから考えて取り組まなければならないことが山積ですが、まずは行政への少子化対策や夜間・休日医療体制の充実を求めつつ、当院も積極的に協力していこうと考えております。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。