NO.155 特別な夏休み

今年はいつもより長い夏休みを取らせて頂き、有り難うございました。
どこにも出掛けずに自宅にこもっていましたが、「あんな夏休みもあったっけなあ」と後に思い出されるような「特別」な夏休みを過ごせました。
そして最後の3日間は、大阪での外来小児科学会へ参加してきました。
開業しているとなかなか勉強する機会も限られて、惰性に流された知識の切り売りの診療になりがちですが、全国からの多くの小児科医が集まりお互いの医療を見せ合いながら、貴重な情報交換の場となり大いに役立ちました。
私は「点滴を科学する」と「もっとエコーを使おう」の分科会に参加しました。点滴という手段は人為的・積極的に患者さんの体に働きかける治療なので、行うにはそれなりの慎重さとその効果に対する判定・評価が必要なのだと痛感しました。
幸いげんきクリニックでは点滴・採血等の技術はかなり高いものと自負しており、あまり患者さんに苦痛を与えることなく行え、入院せずに外来の簡単な治療でめざましい治癒力を引き出し成果をあげていると思っております。
エコーに関しては非常勤のドクターが月に1回名人技を駆使してくれておりますが、私は以前ほどエコーを使わなくなってきたので、ここらでまたいろいろとチャレンジしてみようかという気持ちにさせられました。
一緒に参加した看護師・医療事務の職員もそれぞれとてもよい刺激を受けたようで、今後のクリニック全体のレベルアップに充分役に立った学会参加だったと思います。
もうすぐ開業14年になりますが、毎年少しでも進化していけたらと思っております。皆さんはこの夏、どのようにお過ごしでしたでしょうか。