NO.160 異常な気象

今年の冬は日本列島が大雪・大寒波に見舞われ厳しい寒さが身にしみましたが、ようやく寒さも峠を越えた感じがします。
近年世界的に異常気象が起きていますが、それもこれもみな地球温暖化によるものらしいです。
石油を大量消費するせいで大気中の二酸化炭素の量がものすごい勢いで増加し続けており、全地球規模で気温・海水温が上昇してきています。
そのため起こるはずのない熱帯低気圧がブラジル沖で発生して、ハリケーンを体験したことのない地元の漁師さん達が多数命を落としたそうです。
アメリカでもニューオーリンズを襲ったカトリーナのように未だかつてない程に発達した超大型ハリケーンがいくつも発生しています。
日本でも一昨年台風が10個も上陸したりしましたが、50~100年後には気圧も風速も想像を超える規模の超大型の台風がいくつも日本列島に上陸すると予想されています。
フランスのパリでは例年は夏でも夜は涼しくクーラーなどは必要ないためほとんどの家庭ではエアコンは常備されていませんが、そこへ35~40度以上の熱波が20日以上続き、体力のないお年寄りを中心に一万人以上の人たちが熱射病で亡くなりました。
中国大陸でも大洪水に見舞われる地域があると思えば、急速に進行する砂漠化に悩んでいる地域があったりとまちまちです。
100年後の日本は東京では冬がなくなり、5月には海開きし、10月まで夏日が続き、紅葉したかと思うとすぐに桜が咲くそうです。
四季がなくなると思うと寂しいですね。
100年先というと実感が沸きませんが、子や孫の代を考えるとそれ程先とは思えません。
月並みですが対策として、石油からクリーンな代替エネルギーに切り替え省エネに努め、少しでも緑の植物を植えるしかありませんね。
とはいえ今は目の前の暖かくなってきた季節を素直に喜びたいと思います。