No.185 梅雨空に笑いを

もう少しするとシトシトと雨が降り続き、気持ちまで落ち込んでしまうような梅雨の季節が訪れます。
でも周り中の人間が苦虫を潰したような顔をしていると、自分までもが憂鬱になってしまいますよね。
逆にワッハッハとかウフフ・ニコニコ・ニッコリと笑顔や笑いに触れると、自分までも幸せで嬉しくなってきます。
昔から「笑う角には福が来る」とか、「笑いは百薬の長」とか言われています。
確かに病気がちだったり、極端な例では治療のしようのない結核や癌が、開き直ってのんきに笑いに包まれて残された人生を生きようと決心したところ、不思議なことに自然治療してしまったなどということが稀ですが起こるようです。
笑いのエネルギーは、癒しのホルモン、セロトニンによって副交感神経に働き、血流が良くなり、リラックスモードに入ります。
そして笑いによって作り出されたホルモン、エンドロフィンは脳内麻薬の作用を持っていて、心と体をリラックスさせ、何とも気持ちの良い幸せな心地にさせてくれ、自然治癒力を高めてくれるようです。
このような力はどんな人間の体にも備わっているはずです。
こんな素敵な力を利用しない手はありませんよね。
梅雨空に負けることなく、明るく笑いに包まれながら生きていきたいものです。私ももう少しで医療に携わって30年になりますが、気持ちを若くして日々の診療を笑いに包まれながら行っていけたらいいなと思っています。
宜しくお願いします。