No.201 政権交代一ヶ月

新しい政権が誕生して一ヶ月余り経ちました。
マスコミはダムの中止がもったいない、予算が膨らみすぎ、予算の裏付けがない、国債の発行はダメだと騒いでいます。
しかし現実の私たちの日常生活では余り大きな変化は起きていないような気がします。確かに政権が変わったからといって昨日今日で何かが突然変わる訳がありませんよね。
むしろ新型インフルエンザの流行が着実に国内で拡がりを見せ、死亡した人に基礎疾患があるとかないとか。幼児が重症の肺炎や脳炎で亡くなったとか、死者が20数名にのぼるとかマスコミの報道に毎日不安いっぱいです。早期のワクチン接種の体制作りの方が重大関心事です。
私の身の回りでの変化といえば、エコポイントがきっかけで大型テレビを買った事と、13年以上の車を売ってハイブリッド車を買ったくらいです。これは前政権の環境対策兼景気対策ですが、それは我が家では一応の成功を収めたようです。
ただ、自宅やクリニックの屋根にソーラーパネルを据え付けるほどの予算の余裕や導入するメリットはないので、それは見送りです。もし我が家でも導入を考えるほどの状況になったらきっと日本国中の屋根がソーラーパネルだらけになることでしょう。そうすればきっとCO2の排出も激減できるかもしれませんね。
ところでハイブリッド車の乗り心地ですが、最高です。
音が静かすぎるので狭い道で前を歩く人が気づかない事が多く、とても気を使いますが、燃費は2倍になりガソリンの給油の回数が月に1回足らずになりました。燃費を考えてなるべく電気で走るように余りスピードを出さなくなり、前方の赤信号をみながら丁寧な運転をするようになりました。全ての運転手さんがゆったりとした気持ちで丁寧な運転をするようになれば事故も減りとても良いことですね。
外来では3人4人と多くの子供さんを連れてくるお母さんにはつい「これから子供手当が付くようになると助かりますね」などと声をかけてしまいます。
実際に子育てでお金がかかるのは高校・大学からなのですがそれでもかなり子育て支援の一助にはなるでしょう。
当院の病児保育所の補助金もせめて赤字解消になるくらいまで子育て支援・少子化対策の一環として増えればいいなと新政権には期待しているところです。