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No.227

つい最近の事、私の携帯に夜の8時過ぎに友の会のご家庭より緊急の電話がありました。電話の向こうからは子どもの張り裂けるような激しい鳴き声がただらぬ気配を感じさせます。「3歳の子が腹痛を訴えて泣き続けている。お腹はパンパンに張っている」との事。

一瞬「腸重責か腸閉塞」かもしれないと思い、15分後にクリニックで診察することに。

やはりイタイイタイと泣き続けていて、お腹はパンパンに硬く張っていました。

急いで浣腸の保管場所を看護婦さんの自宅に電話して確認し、浣腸を施行しました。

もしこれでピンク色の便が見られれば腸重責に間違いないし、普通の色の便なら腸重責は否定できるぞと思ったのですが、5分たっても10分たってもオナラばかりで便は出てこず。

これではいかんと市内の2つの総合病院に電話をするも「小児科医が不在なので診れません」と冷たい返事。そのうちようやく大量の茶色い水様便が出てきて、少なくとも腸重責は大丈夫と判断。

しかしまだお腹は張ったままで痛そうにしている。今度は「腸閉塞」の状態を確認・否定するために腹部単純写真を撮らなければと思い、近隣の夜間緊急診療所へ電話。すると1か所は小児科医は居ないし、レントゲンの設備はないとの返事。

2か所目は小児科医が居たがやはりレントゲンは無いとの事。「近くの総合病院ならレントゲンぐらいはとってくれるかもしれないが、過去にそこの小児科医に腸重責や腸閉塞の疑いの子は診れないと断られた事があるので駄目かもしれませんね」とアドバイスを受ける。

万事休すと思ったが、気を取り直してもう一度その子を診察したら、お腹が少しペチャンコになっていてだいぶ柔らかくなり、お母さんに抱かれてスヤスヤと寝出している。

今流行中のウイルス性胃腸炎で腸閉塞になりかけであったのだと診断し、ガスも抜けたのでもう大丈夫と説明して帰ってもらいました。

今回の事で改めて北埼玉地域の小児救急医療体制の中途半端さや無駄さ加減を思い知らされました。私もレントゲン装置を自分一人で動かせるようにしておこうと反省しました。

今後、北埼玉の深谷・熊谷・鴻巣・行田・羽生・加須市で協議して、予算を出し合いきちんとした設備や小児科医を毎晩用意しておく事が急務ではないかと思います。もちろん私も協力しますが…医師会や市長さん、県知事さんに是非とも提案したいと思います。

ついでに一言。ゴールデンウイークは日曜日以外の祝日も(4月29日,30日、5月3,4,5,6日)午前中診療を致しますので是非ご利用下さい。

本当は新聞の日曜・祝日診療欄に載せて貰って、多くの方々に利用してもらえたらこうして頑張って診察をやっている甲斐がありますし、本望です。知らない人たちに教えてあげてください。

院長

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