NO.32

平成6年9月1日発行

今月23日「秋分の日」には、昼と夜の時間がちょうど半分づつになり、それ以降は、次第に夜の時間が延びていきます。
ヒトは本来昼間活動する「昼行性」の生き物ですから、空が明るくなると自然に目が醒め、暗くなると眠たくなるのが自然の姿です。

ヒトの1日のリズムはそのように、太陽の影響で昼・夜のリズムを作っているし、それに加えて月の潮の干満が更にそれを補ってくれているようです。

ところが困ったことに夜になっても煌々と輝く電灯やネオンサインのもと、深夜のテレビやカラオケ、その他様々な楽しいことを夜になってもやる事が増え、そのような人工的な環境で昼夜の区別がつかない状態で生きるようになってしまいました。すると、朝スッキリと起きられない、朝ご飯を食べたくない、便秘になる、夜眠れない等の症状が出てくる訳です。

そこで、わざわざ、ヨガをやったり、エアロビクスやその他のスポーツをやったりして、心と体をリラックスさせる様々な試みをみなさんしているようです。
しかし、結局最後は、食事のリズム、睡眠のリズムを規則正しくするように生活して自分の「体内(生物)時計」を整えてあげれば、自然と健康になれる訳です。

特に大人がいつまでも夜更かしをしていると、そのまわりで子供達までつられて、つい夜更かしになってしまいます。まずは親から率先して、自分の「体内時計」のリズムを大切にして子供達に伝えたいものです。

あの猛暑の熱帯夜から開放されて、気持ちよく眠って、早いところ夏バテを解消しましょう。
ついでに、9月10日(土)のげんきまつりに参加して、夏バテ解消の薬膳料理も是非食べてみてください。