NO.38

平成7年3月1日発行

日に日に日差しに強さが感じられるようになり、また朝晩もずいぶんと明るくなり、確実に春が近づいていることが実感される今日この頃です。
春一番が吹き始めると、本格的な『花粉症』の季節が始まります。
花粉症は民間療法を含めると実にたくさんの治療法がありますので、逆に無責任な情報に振り回されず、自分にあった治療法を見つけるためにも気軽に相談して下さい。

また暖かくなってくると麻疹・おたふく風邪・水ぼうそう・リンゴほっぺ病などのウィルスの病気が流行ってきます。
幼稚園・保育園などの集団生活に新たに入っていく予定の子供達は早めに予防接種を受けておくとよいでしょう。

さらに春が近づくと、精神的になんとなくウキウキしがちで感情のコントロールが効かなくなり精神が不安定になる病気を発症したり再発したりしがちです。
そのような傾向のある人は要注意です。

それからお年寄りの人はとても寒がりで厚着をされていますが、医学的・科学的には厚着をすればするほどよけい寒がりになってしまうことがわかっています。
サーモメーターという機械で体の表面の温度を調べると、厚着の人の体表温度は高く、それだけ周りとの温度差が大きくて熱を奪われやすく、よけい寒く感じるのです。

陽気が暖かくなってきたら、さっそく一枚下着を脱ぎ捨てて、軽くなった体をよく動かして下さい。春はそこまでやってきています。