NO.49

平成8年2月1日発行

「1月」「2月」「3月」は「行く」「逃げる」「去る」と言って、1年のうち、はじめの3ヶ月はあっという間に過ぎ去ってしまう事を例えるようです。
1年の計画や初心も持たずに何となくすごして、ボヤボヤしていると、本当に何もしないうちに3ヶ月くらいは経ってしまうように思えます。

また、余りに「忙しい」とその時の如く「心」が「亡」びてしまって、季節の移り変わりの自然のちょっとした変化も見逃して、気が付かないでしまいがちです。自然と四季の豊かな日本にせっかく生まれたのですから、季節の微妙な変化をハダで感じとるゆとりを持ちたいものですね。

ところで2月の第1週目にはいつも春一番の風が吹いて、それとともに「花粉症」が始まります。そうなると季節の風物詩なんて、ロマンティックに構えてなんかいられなくなります。現実は厳しいのです。
外出時はマスク、メガネを着けて、(風の強い日はなるべく外出を控える)、帰宅時は髪の毛から衣服までよくホコリ(花粉)を払って落とし、鼻をかんだり、うがいをしたり、顔、目をよく洗いましょう。

早めに予防薬を内服しておくのもひとつの手です。(鼻のスプレー、点眼薬もありますよ。)そういえば昭和58年の春は、史上最高のスギ花粉症の流行年だったのを思い出します。その年に私は物心付いてはじめて花粉症となり(実は幼児期に一度なっていたようなのですが・・・)毎日目をショボショボさせ、うっかり下を向こうものなら鼻水がツーと流れ落ちてくるし、もう車の運転など命がけでやっていたのを懐かしく思い出します。

あれから早いもので13年が経ってしまった事になり、改めて、何も1月〜3月に限らず、年月のたつのは、年々加速されるように早く感じてしまうのは私だけでしょうか?