NO.61

平成9年3月1日発行

今や日本のアニメーションは技術的には世界のトップレベルで、マンガの人気アニメが、アメリカやアジア各国でひっぱりだことのことです。しかし内容はというと暴力とセックスがらみで、子供達に悪影響を及ぼすとして、スウェーデンなどでは日本のアニメが放送禁止になっていると聞きます。

銃社会になれきって暴力犯罪に麻痺しているように見えるアメリカと比べれば、日本はまだまだましと言うむきもありますが、精神文化的には暴力的無感覚さはほぼ同じレベルではないでしょうか?

最近トルコで日本人のお笑いタレントが日本国内でやっているのと同じ芸(?)=素っ裸で人を笑わそうとして大ヒンシュクをかってしまいました。さらにインターネットのホームページを開いてみると、かなりの容量を必要とした技術的に手の込んだ奇抜な画面には感心させられますが、その中身はと言うと開いてみた時間と労力が無駄で損したと思うような内容ばかりが目につきます。

その点、成金趣味的な日本と違って、欧米のホームページは非常に単純でお金をかけておらず一見退屈そうに見えるが、そのじつ内容が深いものが多いようです。
『先進技術大国即ち立派な文化を持っている』と世界に誇れないと言うことをこれらの事柄で我々は思い知らされつつあるなと最近強く感じます。

現在げんきクリニックもホームぺージ作りの最中でまもなくデビューしますが、そんなことを考えながら、一画面、一画面考えているところです。
画面の拙いところを内容でカバーできれば良いのですが・・・お楽しみに。