高山病に注意を!

近年海外の有名な山へのトレッキングや奥地へのバスツアーが人気を呼んでいますね。
国内でも富士登山などを夏休み中に挑戦する人も多いかと思います。
その際高山病にはくれぐれも注意してください。
高山病とは、2000m以上の高地で、体内の酸素不足によって起こる症状の総称で、頭痛、吐き気、全身の疲労感、息苦しくて夜中に何度も目が覚める等の症状が現れるものです。
高齢者の場合は1500mからでも起こるので、より注意が必要です。
放置していると、「肺水腫」や「脳浮腫」といった命に関わる状態になることもありとても危険です。
しかも眠りにくいからといって睡眠薬を飲んだり、アルコールを飲んだりすると呼吸抑制作用が促進されてしまい、余計悪化してしまい危険です。
事前にアセタゾールアミドという薬を予防内服しておくとか、ゆとりのある日程で徐々に体を慣らしながら登るとよいでしょう。
もし軽い症状が見られたならば、それ以上無理して登らず下山するなり、携帯用の酸素を吸入するとよいでしょう。
ともかく年齢や体力に合わせてゆったり楽しく登山を満喫して下さい。